ディズニー英語システムだけで本当にペラペラになる?効果が出ない・話せない原因を徹底分析
ディズニー英語システム(DWE)は「これさえやれば子どもが英語をペラペラに話せるようになる」という期待を持って購入される方が多い教材です。
しかし、実際に数年続けても「なかなか言葉が出てこない」「効果が感じられない」と悩むご家庭があるのも事実です。
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「ペラペラになる」の定義と、DWEが目指す本当のゴール
そもそも「英語がペラペラになる」とはどのような状態を指すのでしょうか。
親が期待するゴールと、DWEという教材が到達できる本当のゴールにズレがないかを確認しておくことが重要です。

日常会話レベルか、ネイティブレベルか
親が思い描く「ペラペラ」が、帰国子女のようにスラングを交えてネイティブスピーカーと流暢に議論を交わすレベルであるならば、日本国内でDWEの教材だけでそこまで到達するのは極めて困難です。
しかし、「自分の言いたいことを英語で伝えられる」「外国人の先生と日常会話を楽しめる」「英語の本を一人で読める」といったレベルであれば、DWEを正しく継続することで十分に到達可能です。
実際に多くのDWEスーパーキッズと呼ばれる子どもたちは、このレベルの英語力を身につけ、楽しそうに英語でコミュニケーションをとっています。
DWEが目指すのは「強固な英語の土台作り」
ディズニー英語システムの最大の目的は、子どもをいきなり完璧なバイリンガルにすることではなく、「英語を英語のまま理解し、正しい文法構造を感覚的に身につける」という、強固な土台(基礎)を作ることです。
この土台さえしっかり出来上がっていれば、将来的に学校で文法を学んだり、留学などで生の英語に触れたりした時に、爆発的に英語力が伸びます。
「今すぐペラペラ話すこと」だけを成果として求めてしまうと、この素晴らしい土台作りの効果を見落としてしまう危険があります。
DWEを続けても「話せない」「効果が出ない」3つの原因
高額な教材を使っているのに、なぜ効果が出ない子どもがいるのでしょうか。
失敗してしまう家庭には、いくつかの共通する原因があります。

原因①:圧倒的な「インプット不足」
言語を習得するためには、最低でも2,000時間以上の英語のインプット(聞くこと)が必要だと言われています。
「毎日30分DVDを見せている」程度では、この2,000時間に到達するまでに10年以上かかってしまい、年齢が上がるにつれて日本語の力が強くなり英語を拒絶し始めてしまいます。
効果が出ない家庭の多くは、家の中でCDをBGMとしてかけ流す習慣がなく、絶対的なインプット量が不足していることが一番の原因です。
原因②:「アウトプットの場」を親が用意していない
どれだけ大量の英語をインプットして頭の中に蓄積しても、それを使う(話す)必要性がなければ、子どもはわざわざ英語を口に出そうとはしません。
日本で生活している以上、放っておいても英語を話さなければならない環境にはならないのです。
WFC(ワールド・ファミリー・クラブ)の週末イベントに参加したり、ネイティブの先生と電話で話すテレフォンイングリッシュを活用したりするなど、「英語を使わないと通じない相手」を親が意図的に用意してあげないと、子どもは「話す(アウトプット)」ステップへ進むことができません。
原因③:親が途中で「飽きて」サポートをやめてしまう
3つ目の原因は、子どもではなく「親」にあります。
最初は意気込んで毎日DVDを再生し、一緒に歌を歌っていても、数年経つと親の方が教材に飽きてしまい、徐々にCDをかける回数が減ってしまうケースです。
子どもは親の関心があるものに興味を示します。親が「もう飽きたから今日はやらなくていいか」とフェードアウトしてしまえば、子どもの英語力もそこでストップしてしまいます。
「話す力」を引き出すためのアウトプット戦略
インプットは足りているはずなのに言葉が出てこない…という停滞期を抜け出し、子どもの口から英語を引き出すための具体的な戦略を解説します。

テレフォンイングリッシュを毎週の「当たり前」にする
WFCの特典であるテレフォンイングリッシュ(TE)は、毎週1回、決まった曜日にネイティブの先生と電話で話せる強力なアウトプットツールです。
最初は「Hello」と言うだけでも緊張して親の後ろに隠れてしまうかもしれませんが、これを「歯磨きと同じように毎週必ずやる当たり前の習慣」にしてください。
先生の明るい声とテンポの良い歌に慣れてくると、子どもは「電話の向こうの先生に自分の英語が通じた!」という喜びを知り、自ら進んで英語を声に出すようになります。
CAP制度を利用して「合格する喜び」を味わわせる
DWEには、課題を録音して送り、合格すると色の違う帽子がもらえるCAP(キャップ)制度があります。
ただ単語を言うだけでなく、詩を暗唱したり、歌をフルコーラスで歌ったりする課題があるため、子どもは帽子をもらうために必死にアウトプットの練習をします。
「ブルーの帽子が欲しい!」という明確な目標は、自発的に英語を話そうとする最強の原動力になりますので、親は録音のサポートをして大げさに褒めてあげましょう。
DWE以外のツールを組み合わせて相乗効果を狙う
DWEは非常に優れた教材ですが、それ「だけ」に固執する必要はありません。
ある程度のインプットが進んできた段階で、外部のツールを組み合わせることで、ペラペラへの道をさらに加速させることができます。

オンライン英会話で「フリートーク」の度胸をつける
DWEのレッスンで正しい文法や単語を身につけたら、月額数千円で始められる子ども向けのオンライン英会話(リップルキッズパークやQQキッズなど)を併用するのが非常におすすめです。
DWEのイベントは楽しいですが、先生と一対一でじっくり話す時間は限られています。
オンライン英会話で「自分の知っているDWEのフレーズを使って、外国人の先生と25分間会話を成立させる」という経験を積むことで、実践的な会話力と度胸が一気に身につきます。
英語の絵本(多読)を取り入れて語彙を爆発させる
DWEの絵本だけでは、どうしても語彙力に限界がきます。
そこでおすすめなのが、ORT(Oxford Reading Tree)などのネイティブの子ども向け英語絵本を大量に読む「多読」を取り入れることです。
DWEで「英語を英語のまま理解する脳」ができあがっている子どもは、新しい英語の絵本を与えられると、スポンジのように新しい単語や表現を吸収していきます。
インプットの幅を広げることで、アウトプットされる言葉も豊かになっていきます。
親の心構え:ペラペラになるまでの「沈黙期間」を待つ
英語学習において、親が一番知っておかなければならないのが「サイレント・ピリオド(沈黙期間)」の存在です。

サイレント・ピリオドとは何か?
赤ちゃんが生まれてから日本語を話し始めるまでに、約1年以上は周りの大人の言葉を「ひたすら聞いて溜め込むだけ」の期間があります。これがサイレント・ピリオドです。
英語学習も全く同じで、ある日突然コップから水が溢れるように英語が口から飛び出してくるまでには、ひたすらインプットを溜め込む沈黙期間が必ず存在します。
この期間に「どうして話さないの?」「英語で言ってみて!」とプレッシャーをかけると、子どもは英語を嫌いになってしまいます。
「いずれ必ず溢れ出す」と信じてインプットを続ける
効果が見えない沈黙期間は親にとって焦りを感じる辛い時期ですが、子どもの脳内では着実に英語のコップに水が溜まっています。
「今はまだ溜めている時期なんだ」とゆったり構え、焦らずに毎日CDをかけ流し、週末のイベントで少しの刺激を与え続けてください。
親が信じて環境を与え続ければ、いつか必ず「ぽろっ」と驚くほど綺麗な発音で英語が飛び出してくる日がやってきます。
まとめ
ディズニー英語システムだけで本当にペラペラになるのか、そして効果が出ない原因とその対処法について解説しました。
DWEは魔法の杖ではなく、正しい使い方と親のサポートがあって初めて効果を発揮する教材です。
英語を話せるようになるための重要ポイント
- まずは毎日CDやDVDをかけ流し、最低2,000時間の圧倒的なインプットを確保する。
- インプットだけで満足せず、TEやCAP制度を活用して「英語を話さなければならない環境」を作る。
- DWEの基礎ができたら、オンライン英会話や英語絵本の多読を組み合わせて実践力を鍛える。
- 言葉が出ない「沈黙期間」に焦ってプレッシャーをかけず、溢れ出す日を信じて継続する。
「DWEだけで完璧なネイティブになる」と過度な期待をするのではなく、「最強の英語の土台を作ってあげる」というスタンスで取り組むのが成功の秘訣です。
焦らず、親子で英語を楽しむことを第一に続けていれば、お子様は必ずご自身の言葉で世界と繋がる力(ペラペラ)を手に入れることができるはずです。
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